空気の読み方について1

「場の空気を読む」ということは
卓やサークルへの親和性という面から見れば
周囲の人の反応を意識することと言える。
他人の表情や言動と言ったものの中から
自分が何がしかの行動を取ったことへの
評価に相当する情報を見つけ出すことである。

場の空気を読むことに長ける人は集団への親和性が高くなり
逆に場の空気を読めない人は集団内の人々からの評価が
低くなる傾向が見られる。

場の空気は、発言の内容と相手の表情・視線・振る舞い・発言の語調
を照らし合わせることにより読むことが出来る。
人はマナーを守るため、トラブルを避けるために
思ったことをそのままには言わない代わりに
オブラートにくるんだり、それとなく匂わせたりする事がよくある。
表情等に表れるそういったサインを見逃さないことが
つまりは「場の空気を読む」という事である。

相手の発言と表情とが一致しなかったら、
それはなぜなのかを推測することが大切である。
例えば貴方の発言に「ふ〜ん面白いね」と感心した口調でうなずく人が
ルルブから目を離さない時、相手は面白いと思っていないと気づくことが必要なのである。

「場の空気」が読めない人は
相手の顔の表情や眼元の表情を見ないで話す傾向がある。
うつむきがちに話したり、顔ではないところや
手元のキャラシーを見ながら話す傾向がある。
それにより耳から入ってくる言葉にばかり注意が向き
相手の真意・心情を理解し損ねるのである

「場の空気を読む」ことと、それを踏まえて
「どのように振舞うか」ということは、また別の要素である。
一般論として述べるならば、よほど切迫した事情が無い限り
好ましいと感じている反応
つまり貴方の方を向き笑顔を見せたりするなどが
相手の表情に出たら行動を積極的に行い
否定的な反応、あなたから目をそらしたり顔をしかめたり
怒ったり、あるいは表情を消したりする等が出た場合は
自分が直前に取ったような行動は抑制するというのが
おおむね賢い方法であることは多い。

だが「場の空気」を読んで発言や行動を控える
「場の空気」を読んで場に相応しい発言をする
といった振る舞い以外にも
「場の空気」が陰鬱と読んで自ら
「場の空気」の主導権を握り明るいものにする
「場の空気」が危険と読んで早めに場から離れる
等々等々の無数の主体的な選択肢が
各人の技量に応じて、その瞬間瞬間に存在している。