メモの効用

直接コミュニケーションとは関係はないのですが
メモを取ることによって情報処理能力が格段に違ってきます。
つまりセッション時間を短縮できるし、セッションが迷走することを防ぎ
より質の高いコミュニケーションを取ることが出来ます。
出来る限りメモを取るように心がけましょう。

具体的にメリットを上げてみます。

1.記憶の代行
物を覚えるのは結構大変な作業です。
特にシティ・リドル・推理物など
情報量が多くなってくるとその労力はかなりのもの。
更にその上で推理や思考などのマルチタスクを行う必要が
有るのはTRPGでは良くあることです。
マルチタスクをすればするほど処理能力が落ちるのは
パソコンを触った事がある人ならご理解頂けると思いますし
勿論人間でも同じ事です。
覚えるのに必要な労力を、推理・思考する方向に回すのは簡単です。
すなわちメモを取るのです。

2.正確に思い出す
情報の正確さというのはとても大切な要素です。
「ドラゴンが5匹いる。」と「ドラゴンが数匹いる。」
では後の展開は全く違うものになるでしょう。 

3.思考の整理
書く段階のメモはその重要度やジャンルが混沌としていますが
メモが介在する事が膨大な自己情報のフィルターの役割を果します。
また、単に得られた情報だけでなく
思いつく疑問点・自分が行うべきアクションなどの
行うべき事についても書き連ねていくのも効果的です。
得られた情報を元に思考し、行うべき内容を書き留める。
自分の思考を話しながら入手すべき情報について書き留める。
インプットされた情報とアウトプットすべき情報のたすきがけを行うことが
より質の高いコミュニケーションやアクションをもたらすことでしょう。